開発秘話 最終話 お披露目の日
こんにちは
株式会社浅野屋代表の岸です
開発秘話もいよいよ今回で最終回
デビューを迎えた3モデルの話です
どうぞよろしくお願いいたします
これは呪いか?
とまで疑いたくなるほどの
重いバッドスパイラルを乗り越え
なんとか完成させた
初期型XENO 3モデル
鱗蛇(リンダ)
銅磨(ドウマ)
鎧羅(ガイラ)
いよいよ実際に
モンキーフリップのお客さまに
見ていただくことになりました
自信は、、、
正直
ありませんでした
2Dのデザインを描いてから
一年半近くが経過しており
その間は毎日見ていたせいか
自分ではもはや魅力的に見えないのです
その上
自分たちで製造するのも初めてなので
アラばかりが見えてしまい
これで
お客さんたちを
満足させることはできるのか
と不安ばかりが募りました
迎えて
お披露目当日
最初のお客さんがやってきました
「これですか、XENO 」
そう言って
鱗蛇(リンダ)を手に取ります
カッコイイですね〜
かけてもいいですか?
!!!!ー!
お客さんから
次に出てきたこの言葉に
感情が揺さぶられました
報われた
文字で書くと
簡単な五文字ですが
あのときの感覚は
一生忘れることはありません
「カッコイイですか?
大丈夫ですか?」
私はそう聞き返しながら
泣きそうになっていました
「カッコイイですよ」
「いまかいまかと待っていました」
「クオリティに関しては
合格点というレベルですが
あなたの挑戦は素晴らしい」
「買います!
買うことしかできないから
買ってXENOを支えます」
「次にも期待しています
こういうの好きです」
そして
「XENOは
ランボルギーニミウラだ
ファンが支え育てるべきシリーズである」
と
SNSに書いてくださいました
有難い
ありがとうございます
自分の語彙のなさのせいですが
この言葉しかでてきません
つくっているときは
真っ黒な気持ちで
なぜこんな茨の道を選んだのかと
後悔は毎日のよう少しずつ大きくなり
愛するが故に
恨みもしたXENOでしたが
諦めなくてよかった
完成させれてよかった
たくさんのお客さまに見ていただき
たくさんの応援の声をいただけて
本当によかった
と
私はその晩
苦労を共にしたスタッフと
お客さんの声を肴に
美味しいお酒を飲んだのです
しかし
XENOにとって
そこはゴールではありません
こうして第一歩を踏み出し
そこから少しづつ進化を重ね
XENoシリーズの四代目として
NinjaSlayer x XENOは完成しました
開発をはじめてから4年半
長いようで短い道のりでした
けれど
いまのここも
XENOにとって
ゴールではありません
まだまだ進化を目指し
今後も歯を食いしばって頑張っていきます
ここまで
XENOの開発物語におつき合いいただき
ありがとうございました!